2014年3月9日
大井川鐵道 西武E31形電気機関車・・・E33:E34
大井川鐵道 西武E31形電気機関車・・・E34
大井川鐵道 西武E31形電気機関車・・・E33
西武E31形電気機関車
西武E31形電気機関車は、西武鉄道が使用していた車軸配置B-Bの
小型直流用電気機関車である。
1986年から翌1987年にかけて、自社所沢車両工場で、E31 - E34の4両が
製造された。当時、同社が多く保有していた古典輸入機関車の置き換え用として
製造された。また、この機関車は2013年時点で大手私鉄が最後に新製導入した
電気機関車であった。
西武鉄道に在籍した電気機関車として本形式は2代目であり、初代は1948年に
東芝で3両が製造された凸型機を模倣して、自社工場である所沢車両工場で
1955年に新製された1両が後年の改番に際してE31形の形式称号を付与された
ものであったが、1963年に他社に譲渡され、形式消滅している。
外観は西武鉄道の在来大型機関車であるE851形のデザインラインを継承して
小型化したともいうべき形状で、側面機器室の上部には電気機関車には珍しく
大型の窓が4つ並んでおり、その下には大型フィルターが付いている。
DT20A形を履いており、主電動機も351系で使用されていたものを転用した
130kWの直流電動機を4基搭載し、吊り掛け式を採用している。釣り合い管の
引き通しがあるため、重連総括制御が可能である。