2014年6月15日
京都府京都市梅小路蒸気機関車館
国鉄D51形蒸気機関車200号機
国鉄D51形蒸気機関車200号機
D51 200は、西日本旅客鉄道の梅小路蒸気機関車館にて
動態保存されている蒸気機関車で、日本国有鉄道の前身である
鉄道省が製造したD51形蒸気機関車の1両である。
1938年9月30日、鉄道省浜松工場にて落成。
その後、1938年から稲沢機関区、1943年から米原機関区、
1945年から大垣機関区、1950年から中津川機関区などで使用された。
その間、1968年、長野工場にて集煙装置を取り付けられた。
1972年に梅小路機関区に転属し、梅小路蒸気機関車館にて動態保存開始。
なお、同館には、D51 1も保存されている(同機は現在、静態保存中)。
その後も梅小路機関区所属、梅小路蒸気機関車館にて他の蒸気機関車とともに
保存されていたが、1979年3月28日に一旦、車籍抹消(有火保存)され、
同時に1968年に長野工場で取り付けた集煙装置(長野工場式)を取り外した。
なお、この関係で当機の煙突は通常よりも短くされている。
その後、国鉄分割民営化となった1987年4月1日に車籍復帰し、
梅小路蒸気機関車館構内にて、同館に所属する8630、C61 2、C62 2と
交替で「SLスチーム号」運転を担当している。ただし、全般検査は受けず、
あくまでも「SLスチーム号」として運用が出来る程度の整備しか行わず、
本線運転を行えるほどの状態ではなかった。
「SLスチーム号」としての運用の他、同館はずれの留置線を使用して、
機関士のハンドル訓練の使用機として入換扱いで運転されることもある。
2006年10月14日、鉄道の日に、「梅小路の蒸気機関車群と関連施設」として、
準鉄道記念物に指定された。
京都市梅小路蒸気機関車館
2015年8月30日:京都鉄道博物館開館準備のため閉館
2016年春:京都鉄道博物館として、リニューアルオープン